無属性から始まる不動産生活

属性ゼロの元家具修復士が挑む不動産経営ログ

競売と不動産ポータルサイトでシャドーボクシングの日々と、時々内件

良いと思った物件をマジで買う想定で試算する

何せ不動産初心者ですから知識も考え方も経験も足りません。ですから、少しでも気になった物件を本気で試算していきました。

物件価格に手数料諸々、リフォームにかかる資材代金、自分ではできないことの外注費、客付けの広告費と営業さんへの心付け、近隣住民への手土産選定など、考えうる限りの支出を出来る限り一円単位で弾き出し、ついでに不測の事態への対処料金も上乗せした上で、真実に近い利回りというのを出します。

一件あたりに数時間かけて計算しますが、もちろんその物件は買いません。

ひたすらシャドーボクシングです。

ここまでやることで現役の投資家さんたちの脳へほんの少しでも近付けるのではないかと思ってやっています。

何せ海千山千の猛者たちが相手ですから、こんなことくらいで同じ土俵に立てるとは思ってもいませんが、悲しいかな同じ土俵で相撲をとらないといけないんです。

最低限の基礎トレのつもりです。

で、多少計算が手におえるようになってきた頃に内件に行き始めました。

もっと早くに行っても良かったのですが、保守的な私ですから「情弱のまま行って騙されてやるもんか」という気持ちと「練習がてら行くのは不動産屋さんに申し訳ねぇな」という気持ちでしたので、ある程度の知識と買う決断が出来る状態になってから内件をはじめました。(今考えると気にせずどんどん行っても良かったかな?とは思っています。まぁ、性格によるんでしょうね)

いい物件はやっぱりすぐに売れるのね

内件を始めましたが、「この物件、どう悪く考えても儲かる....」というようなものは、必ず先客が居ます。しかも数人。

私みたいな初心者でも目をつけるのですから当然ですよね。これに関しては物件パトロールのシステム化と頻度で対抗するしかありません。がんばります。

もちろん競売の訓練も欠かしません。むしろ主戦場にしたいと夢想するのですが、過去の競売物件から諸々計算した上で想定入札額を割り出し、答え合わせのように過去の落札価格と比べてみるのですが、ほとんど落札に至りません。

競売も相場が上がっているというのは本当なのかもしれませんね....。

しかし、ものは経験です。お試しで入札してみました。すると....。

 

なんだかんだ競売初入札でどうやら最高入札額っぽい!?

一連の流れだけ味わってみようと控え目に入れて、まさか落とせる筈ではなかったんですけどね。

まさか、私が最高額のようです....。

嬉しさ反面、「おいおい、マジで買えてしもたで....」感がすごいです。

「額が高すぎた?」「何処かに落とし穴が?」不安ならいくらでもよぎります。

しかししかし、前述した例に漏れず、というかお試しとはいえ入札までした物件ですから、過去最高にシミュレーションしまくった訳です。その上でかなり控えめな入札額だったので、この物件でしくじったとすればこれまでの考え方の基礎が間違えていたことに他なりません。つまりは早くも私の不動産無能が証明できてしまうだけの話です。

しくじるなら早いに越したことはない。遠慮なく力を試してみよと何処からともなく偉い人の声が聞こえてくるようです。

というわけで、会社設立から一月に満たず物件を手にしてしまった私の不動産生活(恐らくは珍道中)が始まることになったわけです。